リネージュとは?
リネージュ(Lineage)は、韓国の同タイトルの漫画(著者:申一淑(シン・イルスク)(朝鮮語版))を原作とし、韓国で開発されたMMORPG。日本でのサービスはエヌ・シー・ジャパンが運営。
1998年のスタート以来、今もなお 進化し続けているオンラインRPGです。
ゲームの舞台となるのは、漫画家シン・イルスク氏が描いた『リネージュ』の世界をもとに構築された独自の世界で、ファンタジー小説と正統派RPGのテイストがあふれる世界での冒険が楽しめます。 ゲーム画面は、2Dのクォータービュー(斜め見下ろし型視点)を採用。メニューなどのインターフェースもわかりやすく、初めてプレイする方でもすぐに操作が可能です。
概要
1998年にサービスを開始し20年以上に渡り運営している。毎週火曜午前7時~午前10時は定期メンテナンス。関連作にリネージュIIがある。韓国では全盛期にはネットカフェでの占有率がシリーズ2作品合わせて60%を超えた。日本版でもエヌ・シー・ジャパンの出資企業であるソフトバンクグループが運営するYahoo! BBのスターターキットにリネージュのクライアントCDが付属する、フジテレビの情報番組「EZTV」でリネージュが取り上げられる(RMT、詐欺、殺人事件などの負の要素をクローズアップした内容であった)などしたことで急速にユーザー数を伸ばした時期があった。
ただし、韓国の主流であるPvP(対人戦、PK)を前提としたゲーム設計や、アバター要素がないなどのビジュアル面での弱さは、当時の日本国内のゲーム事情に合致したものではなく、またスタート当時のパソコンの要求スペックが当時としては非常に高く、実際ハイスペックなパソコンが安定した動作に必須でいわば初期投資が必要であったことなどから、韓国国内ほどの人気を得るには至らなかった。
サービス開始当時はまだ光インターネット回線が現在ほど普及しておらず、主要の回線はADSL回線での接続だった。しかし、ADSL回線は切断や瞬断が多く発生し、そのためゲームサーバーとの通信が切れゲーム内のキャラクターがモンスターに倒されるという減少が多発していた。当時のレベルアップには49Lvから50Lvにするために1時間で0.2~0.5%しか上げることが出来ず死亡した場合は教会での復旧はなく10%のロストとなり50Lvが一つの大きな壁となっていた。そのため52Lvで変身できるデスナイトのキャラクターには多くのキャラクターから脚光を浴びていた。
特徴
基本的にはモンスターとの戦闘を行うことでキャラクターを成長させるレベル方式の、MMORPGとしては比較的スタンダードな仕様。プレイヤー同士の戦闘(PvP)は、1対1で行う「決闘」から、血盟(クランとも呼ばれる)という派閥システムを利用した大規模戦闘(攻城戦)までが用意されていて、特に攻城戦はリネージュの最大の特徴とも言える。
2Dが主流であった時代のMMORPGだが、スタート当初はパソコンの要求スペックが高く、ゲーマーにもハイエンドの自作パソコンが韓国ほど普及していない日本ではそこがネックになった。当時と比較してパソコンの性能が大幅向上した現在では比較的低スペックのPCでも遊ぶことが可能になっている。他ゲームには無い「全体チャット」(Lv30以上のキャラクターなら誰でも参加できる、サーバー内のあらゆる人に届くチャットシステム)も特徴的である。
また、飽くなき強さを追い求められることも特徴で、以下のようなシステムが代表的。
- 変身による戦闘能力の向上-変身の種類によってはLv制限があり、高性能な変身ほど高レベルを要求される。
- OE(オーバーエンチャント)-理論上はほぼ無限に装備品を強化し続けることが可能となっている。
- 高レベルの恩恵-上記の変身のほか、Lv51以上のみレベルアップ後にいずれかのパラメータを+1できる。
クラスと性能
リネージュのクラスは、最初の君主とナイト、エルフの3つに始めウィザード、ダークエルフ、ドラゴンナイト、イリュージョニスト、戦士、検査が順番に追加され、今に至っている。
各クラスは、独自の特性を持っており、キャラクターの作成時に受けるボーナスポイントをどのように使用するかに応じて、キャラクターの成長方向や推薦装置、再生方法が大きく変わる。